カレンの女たち


カレンの女性たちはみんな民族衣装で美しく装い、男性は時たま民族衣装で、 ほとんどは普通のシャツとズボン、という出で立ちで、明らかに女性が仕切っている 母系社会の香りが立ち上ります。 古い歴史の民族は、だいたいほとんど母系社会のシステムを持っています。 実際にそういう文化が根強く残っているのを見れるのは、女神的に言って とてもうれしいことです。

ちょうど雑誌「セラピスト」にも、その時代の女性たちのことを書いたばかりだったので、

「こっちだよ、こっちでいいんだよ」という存在の導きの声を聞いたような心境です。

(9月5日発売です!)

日本は表面的にはすっかり父権制社会のふりをしていますが、 実際には裏では「かかあ天下」で、男性がエラい、と花を持たせることが できる頭のいい女たちが、裏で糸を引いている時に、物事はうまい具合に運びます。 俗にいう「あげまん」ですね。

世界が父権制の社会に移行して2500年ほど経つわけですが、(もっとかな?)

この直線的思考の物質主義的な父権制社会に染まったふりをしながら、

うまい具合に女性が男性たちを強くしてきたのが日本の文化です。

平和を好む大方の東南アジア社会では、今でもやっぱり女性の方が働き者です。

だから例えばパートナーシップにおいて、男性に全ての幸せの責任を持ってもらおうと

するような、(シンデレラ的な)現代的、一般的考え方よりも、むしろ自分も一緒に

積極的に、一緒に幸せの形を模索しようとする方が、お互いの特性を活かしあった

いい関係が築けるのではないかと思います。

カレンの村の、穏やかで暖かで、ゆるい雰囲気を感じると、これが古代の戦争のない、

武器も発見されない世の中だったんだろうって、簡単に想像できます。 カレンの人たちや、お寺で修行しているお坊さんたちを肌で感じると、どちらが文明的に

進化しているのか、はかることはできないな、と思います。

私たちの社会は物質的には豊かかもしれないけど、カレンの人たちは心や霊性が自然と

満たされていて、彼らと一緒にいると、私まで不思議に穏やかで満たされた気分になって、

心のスイッチの今まで知らなかった場所がONになったような気がしました。

私たちは、真の豊かさや人間本来の能力を物質文明に捧げて、その代わりに便利さや

物質的な豊かさを享受してきたように思います。 ミサイルを発射しまくる国の隣で、大きな天災の可能性を常に孕むこの国で、

大きな危機の後に役に立つのは、人間力だけなんだろうと思います。


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