処女神の誇り


文化を持つということは、次の世代へそれを伝承し得る

ものの存在が必要とされることを意味します。

そのような存在は、子育てから解放された強く賢い

ものでなければなりません。

あらゆる人類文化には、高齢女性の存在とともに、

結婚や出産を望まない女性が存在します。

彼女たちは防衛者であり、革命家であり、発見者でありました。

助産婦や指導者たちには、言語、語り部、教育、芸術、陶芸、織物の

知識を持つことが求められ、彼女らは、どの植物をどの時期に、

どの場所で、どのような方法で採集し、また、どの植物を食すれば良いか、

どのように治療に用いればよいかについて

指導する能力が求められました。

メリッサ・アレシム

独身の女性たちは、まるでギリシャ神話の女神アルテミスのように

芸術を守護し、小さきものたちを守り、革命を起こします。

女神アテナは、衣服のための美しい布を織る技術や教育、建築など、

あらゆる文化の継承者で、指導者です。

美しさを競い合ったり、男を取り合ったりする喧騒からは全く離れて

静かな語り部として、家族の団欒を見守ってきたのは女神ヘスティアでした。

(昨年までの女神の参加者の方は覚えているかしら?)

私たちは彼女たちを「処女神」と呼んでいます。

イルカの子育ては、お母さんと子供、そこに若い雌のイルカが必ず

付き添っていて、3頭で一つの小さなポッドを作って協力して子育てし、

支え合います。

平和の象徴のようなイルカたちですら、お母さんは子育てや出産に

少し疲れていて、誰かの助けを常に必要としているのです。

一人だけで何かをなし遂げることなど、できないのですから。

一人の人間という神秘を産み出すというのは大仕事で、

第1チャクラから出てきた新しい生命は、最初のうちはまだ

自分の分身で、未分化な自分そのものです。

第1チャクラ(セックス、サバイバル、家系や家族、お金、権威、

血液や骨、細胞)という広大な無意識の領域から生まれ出た

もう一人の自分だとも言えるでしょう。

そんな自分という鏡と対峙すると、小さな子供の頃の

癒されていない傷が浮上し、好むと好まざるとに関わらず、

自分自身のインナーチャイルドと対面するということになります。

そんな時、まるで精神的に真っ暗な冷たい海にたった一人で漂って

いるかのような、心細く孤独な気分に浸されると、虐待や様々なハラスメント、

毒親のエネルギーの温床となることもあり得ます。

孤独な子育ては、人類の病を助長するのです。

でも、周りの助けがあれば少し違います。

子を持つ母である女神のファシリテーターが

「子供のいない独身の女性の方が、子供にも母親にも優しいと感じる。」

と言いました。彼女は今、インナーチャイルドのスペシャリストとして

活躍しています。彼女の中で、処女神と母の女神が一つになって

あらゆる小さき者たちの守護神のようです。

独身の女性たちの持つスペースは、彼女たちの純粋さと軽やかさが、

子供の心により近いところで共鳴するからなのでしょう。

スピリチュアルな視座から見れば、一つ一つの命は

この世界に来るときに約束のあるグループの中に肉体を授かります。

あなたは前世で自分の子供だった魂の元に生まれているかもしれないし、

今生の友人の子は、前世であなたの子供だったかもしれない。

この世界では、命が独立して存在しているように見えても、

源に還れば大きなクラウドの中で分かち難く繋がっていて、一つなのです。

そして、人間はみんな、赤ん坊から子どもの時代を経て大人になるという

当たり前のことを、神の奇跡を生きたかのように思い出すことです。

ミトコンドリア・イブ(大地母神)からしたら、家族や国境という概念、

父親が誰かということすらも幻想です。

私のように、子供を抱えて離婚したことのある人ならほとんど共感して

もらえると思うのですが、どんなに憎くて嫌いな男の子供だとしても、

子供は別です。誰の子だろうと、この尊い生命を守りたい、育てたい、

共に在りたいと思うでしょう。

人は誰でも生まれた瞬間、全く自由で独立した大いなる魂なのですが、

家や両親のしがらみに条件付けられて育つ、というだけです。

独身の女性たちは、ある時期、ある瞬間、子供を持つかどうかの選択を

迫られますが、それはまさに閉経の時期で、女性のイニシエーションです。

自分の子供を持つことについて、勝ちとか負けとか、善意で偽装された

くだらない世俗的な概念を超えて、結婚をしないとか、子供を持たない、

という処女神としての選択を選び取るという機会を、世間という魔物に

奪われてはなりません。

外側の出来事、仕事、環境に流された結果としてそれを受け止めるの

ではなく「その選択を意識的にする」ことに誇りを持って、

堂々と自らの生き方をつかみ取り、自分の命が聖なる次元で振動している

と受け容れることです。

閉経期の真っ暗な海の中での苦しみや悲しみの選択と経験は、

深い優しさと共感力、ものごとをあるがままに包み込んでいく、

穏やかな強さへの変容プロセスです。

この時期、必ず訪れるクンダリーニのイニシエーション《 通過儀礼 》

である閉経期、更年期は、女性の意識の目覚めと真の霊的な(スピリチュアルな)成長の時なのです。

またその選択とイニシエーションは、あらゆる職種、あらゆる立場の女性たちの

承認と祝福を得るべきです。処女神たちは、あらゆる制限や国境を超えて、

世界を導く松明となり、文化や生き方の創造者となるのです。

そのために、母の女神と処女神たちは、互いに支え合い学び合い、

霊的な成長を遂げていくように、と大地母神は私たちを諭します。

Goddess Trilogy ー女神の集いーは女神たちとともに涙し、笑い、

語り合い、支え合います。なんであれ、真実だけが私たちの

共通言語なのです。

https://www.tao-goddess.org/

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